White Rainbow(ホワイトレインボー)

頭がカアーっときた言い合いのシーンを再現したら、安っぽい2時間ドラマだった

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私と母の言い合っているシーンを再現していただいたら・・

「ある人の思い出の中に立つ、木になって感じていたこと」というブログで書いたのですが、

アートセラピーの中で行った『悩んでいることの1場面をみんなに再現してもらう』という講座がありました。

 

自分の悩んでいることで、その悩みの現場の出来事をみんなに役割を振って、演じてもらって、それを外から見るのです。

また演じてくれた人たちは、どんな気持ちになったかや、どんなことを感じたかを伝えます。

悩んでいる自分の思いに共感してくれたり、この役を演じていたら「こんな風に感じたよ」と教えていただくことで、新たに気づくことがあったりします。

 

私は当時母との関係に悩んでいたので(「母との関係をどうにかしたかったから・・(全4話)」で、どんな経緯があったかを書いています)その頃に実際に言い合いになって、母からの一言でショックを受けたことについてを、まずみんなに話していきました。

 

その後自分の役はこの人に、母の役はあの人に・・と指名して、各々のセリフを伝えて、立ち位置も伝えて、どんな風に動くかも伝えて、と『舞台監督』のように割り振っていきました。

 

・・外から見た時「安っぽい2時間ドラマそっくりじゃない?!」と思ってしまいました。

 

こうしてみんなが役を演じて、再現してくれた「私にとってはショックだったシーン」を

外から「テレビの画面を見るような感じ」で見たのです。

 

一言一句、その時と同じやり取りで言い合いをしています。

そこで繰り広げられているのは、ありがちな母と娘のケンカで、言い合いになってお互いをけなしています。

お互いの言葉や態度にカッカと頭にきていて、止まらない様子です。

 

この再現シーンを見て「娘としての当事者である私」が思っていたのは、

『うわぁ・・なんだか安っぽい2時間ドラマにそっくりじゃない?!』

だったのです!

 

「入り込んでいると、わからない。」けど外から見ると冷静になって、わかることがあります。

 

ショックを受けた、その時の私は「自分の感情だけで動いています」

言われたことにカアっと頭に血が上って、怒りのままに言葉を吐き出している。そんな状態です。

そこには、冷静さのかけらもありません。

 

冷静に考える余裕がなく「自分のこと=娘役の自分」だけで、もういっぱいいっぱい。

そう、すっかり「母娘の言い合いドラマ」に入り込んでしまっているのです。

 

でも、それを「ドラマの一場面として、テレビ画面越しに見るようにする」と、冷静に全体を見ることができます。

そうすると、自分以外のことにも目が行き、気づくことがでてくるのです。

 

よくドラマなどを見ていると「なんで~のことに気づかないの?」と、もどかしく思う場面があったりしませんか?

あの感覚に似ていると思います。

 

ドラマに入り込んでいる時には、なかなかわからないものです。

 

冷静になるコツは「外から全体を眺められる」ように、離れてみる。

 

もし可能なら実際の距離も離せると、より一層冷静になりやすいです。

(私が母との問題があった頃は、同居していたのでそこが難しかったです。)

 

でも、頭にきたことなどを思い出す・思い返すときもありますよね?

そんな時、意識してそのシーンを「画面越しに見る」ようにしてみると、視点が拡がっていきます。

 

狭い視野で見て考えることと、広い視野で見て考えること。

そこには違いがあるはずです。

 

その違いが、あなたに新たな気づきやきっかけをもたらすことでしょう。

よかったら試してみてくださいね♪

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    この記事を書いた人

    宇多未土

    ヒーリング・ヒプノセラピストの宇多 未土(うだ みと)です。2006年からエネルギーを使ったセルフヒーリングを始めました。それが母との確執を解消していく大きな手助けとなりました。またヒプノセラピーを学び、当時の母の思いを感じられたことで、現在は良好な関係となりました。この貴重な経験を活かしたセッションを行っています。

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