「生んでくれてありがとう。The end」と、書いてありました。
目次
息子が小学校に入学して初めての授業参観の時でした。
「生んでくれてありがとう。The end」
これを見たのは、息子が小学校に入学して初めての授業参観の時でした。
子ども達が自分の親の座席札を画用紙で作ってあって、
名前とその裏には『親へのありがとうを書きましょう』と、なっていたのです。
私の座席札に書いてある、息子からのありがとうの言葉が
「生んでくれてありがとう。The end」
でした。
これを見た時に
(えっ!?これだけ?それもThe end??)
(これだけでいい、ってなに?生んで、それだけでいいの?)
(何でこれ??)
と思いながら、他の席を見渡してみました。
そうしたら
「おいしいごはんをありがとう」とか「いつもやさしいお母さん、だいすき」とか
具体的なことが書いてあるのです。
(え~?!私の母ぶりについて、他に褒めどころがないってことか・・?)
と、困惑してしまいました。
家に帰ってから息子に
「あれ、見たよ。どうしてあれにしたの?」と、聞くと
「う~ん、あれしか出てこなかった。」という答えでした。
以降その座席札は、小学校卒業まで6年間使い続けましたが、見るたびに
(う~ん・・・これかあ・・・)と、思っていました。
10年以上経って、やっとその意味が「私なりに」分かりました。
そして初めて見てから10年以上になる今、私なりにですがやっとわかりました。
私は実母と9年近く言い争って、無理に過去の事を謝らせることもありました。
そんなことさせても心は全然すっきりしなくて
「謝り方が悪いからだ」「心がこもっていないからだ」と親のせいにしたり、
そんなことばかりしている自分にうんざりしていました。
そういったことを色々なセラピーやヒーリングで癒して、
ようやく「わかった、そうなんだ!」と腑に落ちたことが
『生んでくれてありがとう。それだけで十分だったんだ。』
なのです。
『心を包む身体を育(はぐく)んでくれた、それだけでもう十分ありがたいことだったのだ。』
目にはみえなくて、手で触れない心。
その心が今ここで「何かを感じて経験する」ためには、
確かな形があって、五感で感じられる「身体」が必要です。
その身体をお腹の中で育んでくれた。
それも約10か月近くもかけてです。
生み出すときには「命がけ」です。
そういうことを経て、生まれ出ることができて、今生きて『人生の醍醐味』を感じることができています。
こんなことができる身体を育んでくれて、ありがとう。
これだけで十分。The end
(これをあっさりと無意識のうちに小学生が書いていたのか!)と、書いてもらった側だけど驚いてしまいました。
親に文句があっても、ここまでシンプルに考えたら・・ちょっと楽かもしれません。
親との思い出の中には、今でも文句を言いたくなることだってあるでしょう。
でも、今この時にその過去について文句を言ってもどうしようもないのです。
なぜなら過去に起きた出来事は変えられないからです。
でも、その出来事を『どう捉えるか』を変えていくことはできます。
一方的に自分側からだけの目線で決めつけるのか。
相手側にも立って、どう見えるのか確かめるのか。
双方を見渡すように見るのか。
目線を変えることで、捉え方も変わっていきます。
捉え方が変わると、「それをどう感じるか」が変わって「それに対してどう思うか」が変わっていきます。
あなたはどう捉えていきたいですか?
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