五感を使って感じるから、世界がわかる
目次
私たちは五感『見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触る』ことで、外の刺激を感じます。世界を感じています。
外からの刺激は、同じ時・同じ場所にいたらほぼ同じものを受け取っているはずですよね？
そうですね、同じだと思います。
その後、その時のことを話してみると、Aさんは花がきれいだな、と思っていて、Bさんは街頭演説が気になっていて、Cさんは屋台の香ばしい香りに気を取られていたり、Dさんは口に入っていた飴が内側の違う味に変わって驚いていて、Eさんは近くにいた犬を撫でて、フワフワした毛並みだな、と思っていた。
そんなことってありそうですよね？
確かに、人によって気になるものは違うかもしれないですね。
その人、その人によって感じ方・気になるものが違うから、世界の感じ方も変わりますね。
使いやすい＆得意な五感を使って感じているからです。
人によって使いやすい、得意な五感は違っています。
刺激に対して、反応しやすい五感が違う・気が付き方が違う、ということですね。
だから、ヒプノセラピーで心と身体をリラックスさせて、
催眠に積極的に参加するために、五感に意識を集中して研ぎ澄ませていくと、
「自分にとって使いやすい五感をフル活用して感じ取る」ことになるのです。
ヒプノセラピーも人によって、感じ方や気が付き方が変わるということですか？
はい、そうなのです。
目を使うのが得意な方は、見るように感じ取りやすいです。
ただ、目で見るように感じ取りやすい方は全体の10％くらいだと言われています。
なので、ヒプノセラピーを受けるとき、イメージを見るように感じる方の割合もそれくらいとなります。
ましてや映画のように自動的にイメージが流れていくのは、さらに少数です。
そうなのですね。それじゃ、他の感覚のときは、どんな風に感じ取るのですか？
聞くのが得意な方は、音で感じ取られたり声で感じられたりしています。
見えていなくても、音の大きさやムードでいい感じ、いやな感じなどを感じ取られていました。
以前受けられた方で「今、外で曲が流れていますよね？」と言われる方がいました。
でも、その時部屋は静かでエアコンの音がかすかにする程度だったのです。
その曲のイメージが、その方には必要だったので、
『聞く』のが得意なその方が受け取りやすいように、何でも分かっている心の奥から『曲として伝えてきていた』ということもありました。
そんなこともあるのですね。
心の奥からあなたにとって一番受け取りやすい形・方法で伝えてきてくれます。
光の強弱で、～な感じ・・・みたい、と感じ取られる方もいました。
気配を感じて、これは●●という感じなんだ、▲▲っていうことだ、と感じ取られる方もいます。
気配の中で手や足を伸ばして、何かを見つけて感じていくという方もいます。
ヒプノセラピーの時は「見る・聞く・感じる（気配や触り心地など）」を使って感じ取ることが多いです。
感じ取ると、何がわかるのですか？
どんな感じがするか確かめると、あなたがそれを「どんな気持ちで思っているか」がわかります。
あなたがそれをどんな気持ちで思っているか、それがわかることで心のわだかまりがほどけやすくなっていきます。
それについてはまた今度書きますね。お楽しみに♪
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