「身体が死んでゆく」ってこういう感覚なのか・・死にたくない!と思ったときのこと
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すっごく好きになって、お付き合いしていた人と別れた時の話です。
私は生みの父にあまりいい思い出がなかったので、理想の父親のイメージを彼に重ねていました。
(そういうのは、ずいぶん後になってから理解できました)
ですが、数か月後に「別れよう」と告げられました。
薄々は言われるだろうな、と思っていたのでそのままお別れしました。
わかっていてもすっごくショックだったことには変わりなく、
(よし!今夜はお酒を飲んで、泣くんだ。)
そう思って、ジャックダニエルのブラックラベル(かっこよくて好きだから)とポッキーを持って自分の部屋に行きました。
そして、カッコつけてオンザロック(氷とお酒だけ)で飲み始めました。
多分三分の一くらい飲んだ時に、ふと自分がワンワン泣いている感じがしました。
この前あたりから記憶が無く、この一瞬だけ我に返ったけど、またすぐわからなくなりました。
・・・はい、急性アルコール中毒の状態だったと思います。
ここで私がラッキーだったのは、実家住まい・母親在宅だったことです。
もしもこの時自分一人でいたら、死んでいたかもしれない。
そんな体験をこの後しました。
どれだけ毛布を掛けられても、寒くて仕方ありませんでした。
上にいる私の様子が変だと思い、母が覗きに来てくれたそうです。
そうしたら吐いたものにまみれつつ、ワンワン泣きながら、
両腕を上から下へドンドンと叩きつけている私を見つけたそうです。
大慌てで下へ連れていき、着替えさせたり、ソファーで寝かせたりしてくれたそうです。
私の部屋の掃除もしなくてはならず、大変な目に合わせてしまいました。
その間私の記憶は全くなく、気が付いたらソファーに横になっていました。
その時とっても寒かったので「寒い、さむいよ・・・」とまた半泣きになりながら、母に訴えました。
「まだ寒いの?!こんなにかけているのに。。」と、言いながらも毛布や布団を引っ張り出してくれました。
季節は初夏の頃か秋の始めか忘れていますが、とにかく寒いとは無縁な季節だったのです。
それなのにソファーで横たわっている、やらかした私は目覚める前も後も、
ずっと「寒い」と言っていたのです。
そして、とんでもないことに気が付きました。
頭のてっぺんと足先が同時に冷たくなって、ピクリとも動かなくなったのです。
『ピクリとも動かない。』
文字通りです。
身体の内側の細胞や流れているいろんなもの。
そういった当たり前に動いているはずの命を支える動きが、ピタッと止まっていたのです。
止まったところはシンと冷え切った感覚でした。
(・・え、どうなっているの?!)
頭の中で焦りながら、冷え切ったところを感じていました。
でも、止まったままで冷え切ったままなのです。
そして冷え切った「死の行軍」が少しずつ進み始めました。
じわりじわりと、頭のてっぺんから下へ、足先から上へ、と冷え切った感覚が進み始めました。
まるで小さな小さな冷たい兵隊がたくさんいて、行軍しているような感じがしていました。
行軍が進むと、そこはピタッと止まって冷え切っていきます。
(なになになに?!どうなっているの?これ?!)
そして気が付いたのです。
(・・ああ、これ心臓に向かって上からと、下からとで同時に着くように進んできているんだ。)
(心臓に着いたら・・ピタッと止まって、冷え切って・・死ぬんだ)
『この死の行軍が同時に心臓まで来た時、身体が完全に命の動きを停止して死ぬ。』
こんな風に思いを巡らせている間も、じわじわと行軍が進んでいました。
「死にたくないよ」そう言って泣きながら、寝てしまいました。
「死にたくないよ・・」と、つぶやいているうちに、ようやく少し温かくなってきてそのまま寝てしまいました。
翌日、生きて目を覚ますことができました。
「救急車呼んだ方がいいか、迷ったわ。」という母に
(呼んでいいかも)と思いつつ、お小言をもらっていました。
今も生きていられるから、晒せるやらかした話です。
身体を大切に、命を大切にしないような行為(身体に合わないお酒の飲み方)に対して
私を守っている存在たちから、「いい加減にしろ!」と怒られたような出来事だったと思います。
命の動きが止めるような行為からの『強制的な止まり方』
『命を生き切ったことから生まれる『自然な流れの止まり方』
それは全く違う止まり方でしょう。
せっかく授かったこの身体と、この命。
大切に使って、生き切っていきましょう♪
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