ある人の思い出の中に立つ、木になって感じていたこと
目次
ドリームセラピーを学んでいたとき、市民講座にあったアートセラピーの講座にも通っていました。
色々な絵を描いたり、チャート式で考えてみたり、夢についても学んだりと、様々な視点から自分の心と向き合っていく講座でおもしろかったです。
その中でも「おもしろいな~」と思ったのが、『悩んでいることの1場面をみんなに再現してもらう』です。
自分の悩んでいることで、その悩みの現場の出来事をみんなに役割を振って、演じてもらって、それを外から見るのです。
また演じてくれた人たちが、どんな気持ちになったかや、どんなことを感じたかを伝えます。
悩んでいる自分の思いに共感してくれたり、この役を演じていたら「こんな風に感じたよ」と教えていただくことで、新たに気づくことがあったりします。
私の場合については、改めて書きますね。
「子どもの時の懐かしい思い出」を再現してほしい、と言われて「木」の役をやりました。
参加していた一人の方が「懐かしい思い出の再現でもいいですか?」と言われて、
「子どもの頃、近所の神社で友達とかくれんぼしていたシーン」を再現しました。
その神社には大きな木があって、その木のそばで「おに」になった子は「もういいか~い!」と言っていたそうです。
私はその「木の役」を指名されました。
「手をこんな風に大きく広げて立っていてください」という演技指導が入り、そのように「木として」立っていました。
遊んでいる子どもたちが好きで、優しく見守っている木でした。
「もういいか~い!」「まあ~だだよ~」「もういいよ~」
そんな声が響いている午後の日差しの中で、いつも遊びに来ている子どもたちを優しく見守っている。
そんな気配が身体に満ちていきました。
大きく広げた手が、張り出している枝のようで、その場の空気ごと抱いているような感じがしていました。
やがて、夕方になり日も暗くなり始めたころ(さあ、暗くなる前におかえり)という気配を漂わせていきました。
そんな気配を感じたのか、子どもたちが「またね~、バイバイ!」と言い合いながら、帰っていきました。
「あの頃に戻って、遊んでいた気分になれたわ。」と、喜ばれていました。
演じ終えた後、最後に当事者で外から見ていた方が満面の笑顔で「あの頃に戻って、遊んでいたときみたいだったわ。」と、教えてくださいました。
演じた側も、とても楽しく遊んでいたし、それを見守っている木の気持ちをお伝えした時も「そんな感じがしていたわ」ということでした。
本当はその方の思い出なだけで、誰一人としてその当時を知っていたり、一緒にいたわけじゃないのになぜか共通した感覚や感情を持っているのです。
「みんなつながっている」から、共有できるのだと思います。
個人の思い出は「個人の潜在意識」に入っています。
でも、その奥は人同士もつながって共有しています。ここがあるから「みんなで思い出を共有できた」のだと思います。
そして、そのさらに奥では「植物・木」もつながっています。だから、きっとその時に木が感じていた感覚を共有できたのでしょう。
思い出して、イメージしていくと「潜在意識」からどんどん湧き上がっていく。
思い出を感じたい、と問いかけたから応えてくれて、共有できた。
そんな感じがしました。
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