何度も同じ夢を見て、カルマを解消していたのかも?!~息子編~
目次
今回は息子が5歳の頃に何度も見ていた夢について、です。
以前「熱を出す前に見ていた夢で、カルマを解消していた?!」というブログを書いたのですが、
これは私自身の話です。
今回は息子が5歳の頃に何度も見ていた夢について、です。
息子は5歳よりも小さい頃から大きな音が苦手でした。
特に打ち上げ花火の音が苦手を通り越した、怯えっぷりでした。
その当時住んでいた地域は、毎夏川沿いで大きな花火大会があって
家にいても花火の音が「ドン!」と響くようなところでした。
そんな時、息子くんは耳栓をして、自分の両手で耳をふさぎ
私の膝の上にのり、さらに自分の手の上から私の手を置いて
「ギュッとふさいで!」と、言うのです。
そうしていても半泣きになりながら「まだ聞こえる・・・」と言って、
ひたすらに打ち上げが終わるのを耐えていました。
そんな様子を毎年見ながら
(耳が敏感なのかな)とか(昔飼っていた犬みたいだな)と、のん気なことを考えながら
花火好きな私は(今年も見れないのか~)と、残念に思っていました。
引っ越したら、飛行機の騒音が「過去最高のうるささ」の時と場所で、驚きました・・そして夢が始まりました
息子くんが5歳の頃に引っ越しをしました。
下見をしていた時は一度も飛んでいなかった飛行機が、
引越しをしてきたら「とんでもない爆音」で上空を飛んでいく時期にあたってしまいました。
飛んでくると、テレビの音も聞こえない、話もできない・伝わらないくらいの大きさです。
窓がビリビリしていることもありました。
この時期が「過去最大級のうるささ」でした。
私も驚きましたが、それ以上に大きな音が苦手な息子くんは相当驚いていました。
昼日中に、時には夜もランダムで飛んでくるので、
彼自身の手で耳をふさいで、必死にやり過ごしていました。
そうして3週間後くらいの夜中1~2時くらいに、息子くんが悪夢を見始めました。
夢を見ながら、5歳の子とは思えない「青年の声」で、悲痛な叫びをあげていました。
夜中の1~2時くらいに寝ている息子くんが
「うわあああああ!」と叫んで、飛び起きました。
目は閉じたままです。
悪夢を見ているようでした。
その夢の中で起きていることを、実際に口にして、
身体を動かそうと、もがいている感じです。
「今まさに体験している」という感じです。
(なに?何?どうしたの?!)
泣きながら叫び、もがいている息子くんを抱っこしながら、
なだめていますが、さらに叫びが激しくなっていきました。
「うわあああああああ!」
「逃げろー!」
「ああああああああああ!」
15~17歳くらいの青年の声で、叫んでいます。
そして右後方に向かって「君!危ない!!!」と叫んでいますが、
直後に「ああー!!!」と、叫びます。
そして泣きながら走って逃げているようですが、
すぐに「あーーーーーーー!」と、叫んでいます。
ここで青年は死んだようです。
その後、激しく泣き続けました。
そんな息子くんを、私とダンナ様と交互に抱っこしながら
「大丈夫だから」「もう大丈夫だよ」となだめ続け、
1時間近く経ってようやく眠りにつきました。
声や言い回しが、普段の幼いしゃべり口調ではない
『青年風の礼儀正しい、はっきりとした物言い』だったのが不思議でした。
今の私には、これは「真性退行」という状態で
「その人・青年になりきった状態」と、理解できます。
ヒプノセラピーのセッションの時には、
こういう「人格交代・意識交代」という
「その人になりきって、どう感じているか」知る、ということもします。
この当時の私は、
(引越しのストレスに重なって、騒音もストレスになっているだろうから悪夢くらい見るよね・・)
という気持ちでいました。
次の日の夜も、また次の日の夜も・・同じ時刻に飛び起きて、同じように泣き叫びましたが・・
次の日の夜も、その次の日の夜も・・
息子くんは同じ時刻に飛び起きて、同じように泣き叫びました。
でも、4日目くらいからは少しずつ、
叫び方や泣き方が軽くなっていきました。
そして1週間後くらいには時刻は同じですが、飛び起きることもなく、
ただ「わーん!」と、大きく一声あげました。
そんな息子くんの背中をトントンとしながら、「大丈夫だよ」と声をかけていたら、
そのまますぅと眠っていました。
これが繰り返した夢の最後でした。
夢は「夜中に空襲を受けて、逃げている青年・学徒動員」のような感じでした。
この夢を見ている息子くんは、夜中の出来事を覚えていないようでした。
でも、あの青年の声で叫んでいる様子から
「夜中に空襲を受けて、爆撃から逃げている青年。一緒に逃げている人たちがいるので、学徒動員されている時かも。」
そういう印象を受けていました。
横を走っている人に「危ない!」と声をかけた直後に、爆撃で亡くなっているような感じ。
それを感じつつも、自分も走り続け、逃げなくてはならない。
それもつかの間、自分も爆撃を受けて、叫びつつ死んでいく。
とても辛い死を迎えたのだな、と思います。
その時・死に際の『強いショックや、悲しみ』を、繰り返し夢を見て解消していったような感じです。
時には今生とつながりがある、「前世での亡くなり方」が強く影響することがあります。
憶測ですが、打ち上げ花火の大きな音は、爆撃の音を感じさせていたのかもしれません。
毎年聞いているうちに、心の奥底にあった今生とつながりがある、「前世での亡くなり方」が
刺激されていたのかもしれません。
そして、引越しを機に一気に浮かび上がってきて
『夢を使って、そのショックで固まった思い・心残り・エネルギー』を開放していったのだと思います。
今生とつながりのある「前世での亡くなり方・心残り」は、
今生の思考パターンや行動の仕方に、強く影響することがあります。
それが「生きにくい原因になっている時も」あります。
そういう時に、ヒプノセラピーで原因を心の奥から浮かび上がらせて
確認して、解放していくことができます。
5歳の頃の息子くんは、それを夢で行ったのだと思われます。
上手な解放の仕方ですよね。
もし、お子さんが悪夢で泣いたり、夜泣きが激しい時は、
今生を生きやすくするために
「夢で解消しているから」かもしれませんね。
成人した息子くんに、この夢のことを聞いてみました。
・・・という夢を見ていたけど、覚えている?
いや、全然。初耳、って感じだし。
打ち上げ花火が苦手で、耳をふさいでいたのは?
いやぁ?!そうだったの?覚えてないな。
だそうです。
今では、花火大会に遊びに行くくらいですからね。
ちなみに、
・この夢の繰り返しが終わった後、程なく「過去最大級のうるささ」も終わりました。
・「レッドバロン」という、第1次大戦のドイツ空軍の撃墜王の物語の映画が大好きになって、何度か観ました。
・しばらくこの時代の戦闘機が好きになって、絵をいっぱい描いていました。
人生は、ちゃんといい具合にいいタイミングで導かれているもの。
そんな感じがしませんか?
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