White Rainbow(ホワイトレインボー)

幽霊を見たことはある?・・いないはずの猫にお腹を蹴られたことはありますよ。

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波長が合った時に、すごく主張してきたことがありました。いないはずの猫が・・・

今まで一度も猫を飼ったことはないのです。

でも、10代後半の夏に幽霊のような?猫に横っ腹を蹴られて飛び起きたことがあります。

 

夜中か明け方かは忘れてしまいましたが、自分の部屋のベッドでグーグー寝ていました。

夏だったので窓を開けていました。

夢の中で、私は自分の部屋で寝ていました。

窓からネズミが入ってきたような感じがしたのです。

 

(あれ?ネズミ?)

そんな風に思っていたら、部屋の中でバタバタと走り回る音と、猫の鳴き声が聞こえてきました。

ネズミに向かって威嚇するような感じです。

 

(あれ?猫?え?)

猫はヒートアップして、私の左横腹を後ろ足でバン!と蹴って、ネズミに飛びついて追い払っていました。

この時、本当に左横腹が蹴られた衝撃と刺さる爪の感触がありました。

 

(うわっ!イタッ!・・あれ?うち、猫がいるはずないじゃん?!)

そう思った瞬間、掛けていたタオルケットを自分の左肩越しに投げつけていました。

「猫がいるはずない」そう思った瞬間に、猫の気配がドン!と左肩の辺りに感じられたからです。

 

タオルケットを投げつけた方へ振り返ると・・・

半透明の大きな猫がチョコンと座っていました・・50㎝くらいありそうな大きさで。

 

この写真のように縞模様がありました。

「猫がいるはずない」そう思った私に対して

「ここにいます」そうまっすぐに主張しているような感じでした。

 

私と猫は目を合わせたまま、微動だにせずにいました。

やがて、すうっと猫は消えてきました。

 

(え?なんだ?ん?なんで?)

そんな風に思いましたが、そのまま、また寝てしまいました。

 

後日また主張してきました。・・いや、追い払いに来ました。

 

同じ夏の後日の夜のことです。窓を開けて寝ていました。

夢の中ですが、自分の部屋で寝ていると、

窓からよくわからない4つ足の変な生き物、ムジナ?狸?のような知らない生き物が入ってくる気配がありました。

 

(・・?なんか入ってきた?)

そう思った瞬間、猫の威嚇する声と謎の生き物の威嚇する声と2種類の声が聞こえてきました。

 

(なんだ?なんだ?)

そんな風に思っていたら、猫の威嚇に負けて、謎の生き物は窓から出ていく気配がありました。

 

出ていった、という気配の後、

猫がふうっと一息ついて、私の左肩上あたりで丸まって寝るような感じがしました。

(やれやれ・・さあ寝よう)

そんな気配がしていました。

 

この時の私は2回目ということもあり、そして眠かったので起きて確かめることもせず、そのまま寝てしまいました。

 

この頃に住んでいた家の間取りがちょっと変わっていたこともあると思いますが、

その当時の私の波長が、幽霊のような?生き物を引き寄せやすかったようです。

 

先に私を見つけていたのか、縁があって元々側にいたのかはわかりませんが

大きな猫としては、私に余計なものを寄せつけたくなかったようでした。

ある意味では、守ってくれていたのだと思います。

 

実はもう1匹子猫もいた、と後日知りました・・飼ったことがないのに。

 

この頃のバイト先がまた変わったところで、

狭い厨房の中で奥にいるチーフと、ベテランウエイトレスさんが「幽霊バリバリ視える人」でした。

私はこの2人に挟まれる形で、厨房でドリンクなどを作っていました。

 

ある日

「おい、これどうにかしろ!」と、チーフに言われました。

「何をですか?」注文も入っていないし、片付けも済んでいたので聞き返したのです。

 

「これだよ、これ!」と言って、自分の背中を私の方に見せながら言いました。

「??」さっぱりわかりません。

 

「猫だよ、ネコ!お前が連れてきているんだから、どうにかしろ!」

「・・あ~!猫!へえ~ついてきているんですか?」

 

「毎日来てるぞ。今日は背中に上ってきて、さすがに邪魔だ!なんとかしてくれ。」

「背中に上れるんですか?大きいと思ったんだけど?」

「ん?!あ~大きいのは上にいるぞ。背中を登っているのは、小さい方な。」

 

私が見たことがある、横腹を蹴った大きい猫は厨房の天井辺りにいるようでした。

小さい方は全く知らないし、わからないので、そう伝えました。

 

「小さい方は、前世でお前が飼っていた猫みたいだぞ。江戸くらいじゃないのかな。」

小さい方の猫は私のことを探していて、その頃に私を見つけたらしい、という話でした。

 

「最近はこの場所にも慣れたみたいでお前から離れて奥にも来るんだよな。お前の言うことなら聞くから、どうにかしてくれ。」

 

「へえ~そうなんですか。じゃあ、背中から降りてこっちにおいで」と、全く見えていないけれども声をかけると、

「おー!降りたぞ、よし!」

 

「でも、好きにしていいや。まだ仕事中だし。」

「あー!また背中に上ってきた!あ~もう!!」

 

こんなことがありました。

30年以上前の話なので、今はどうなのかはわかりません。

みえない猫たちがどこかで楽しくやっているなら、それでいいや、と思っています。

 

たまたま視える人たちが側にいたこと、私自身の波長、場所が場所だった。

そんな要素が絡み合って起きた、不思議な体験でした。

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    この記事を書いた人

    宇多未土

    ヒーリング・ヒプノセラピストの宇多 未土(うだ みと)です。2006年からエネルギーを使ったセルフヒーリングを始めました。それが母との確執を解消していく大きな手助けとなりました。またヒプノセラピーを学び、当時の母の思いを感じられたことで、現在は良好な関係となりました。この貴重な経験を活かしたセッションを行っています。

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